モチベーションの源泉を探れ!環境に左右されないモチベーションコントロール
はじめに
皆さん、今の仕事は好きですか?モチベーション高く仕事に取り組めていますか?
多くの方はYESと答えられないですよね?
では、なんでモチベーションが上がらないのでしょうか?
仕事に関わるメンバーからやる気の出るコミュニケーションが生まれない
お客様から優しい言葉をかけられない
上記のように、環境のせいにしてモチベーションが上がらないと考えている方はいませんか?
もちろん環境がどうしようもなく悪い方もいると思います。しかし、初めから環境のせいにして諦めるのはNGです。
自分でコントロールできる範囲を考えてモチベーションを維持することは長い社会人生活を快適に過ごすためには必須です。
本日は自分のモチベーションを理解して行動に落とし込む方法をご紹介します。是非、今一度自分と向き合って、自分の幸せをコントロールしていきましょう!
新入社員が研修で作成するような当たり障りのない内容を考えても意味がありません。
自分の価値観は何なのか、感覚ではなく言葉で表現するまで考え抜いていくことが重要です。
モチベーションの源泉は人それぞれです。
誰かの真似をするのではなく、皆さん個人個人が自分を見つめ直して、自分流のモチベーションの上げ方を作り上げていきましょう!
モチベーションコントロールの必要性
そもそも、なぜ仕事をやらされるだけでなく自分でモチベーションをコントロールしないといけないのでしょうか?
当たり前のことですが、仕事のある日は大半を仕事の時間として消費します。
上記は1日の仕事が8時間、通勤で片道1時間を想定した1日の時間配分です。
こちらを見ても分かる通り、普通に仕事をするだけで1日の40%以上を占めています。
睡眠時間を十分に確保するためには、家族や自分に使える時間はわずか25%程度になることでしょう。
仕事でモチベーションが上がらないと、1日の40%でストレスを蓄積して25%で消費するという悪循環が生まれます。
ちなみに筆者の平均的な時間配分は以下の通りです。
仕事時間には通勤や業務外の勉強なども含んでいるため、1日の50%以上を仕事関連に費やしています。
このように一般的に見て仕事の比重が多い中でも楽しく過ごせているのは、自分のモチベーションを理解して仕事の中で上手くコントロールしているからです。
私のように業務時間や勉強時間を延ばして欲しいわけではなく、どうやっても1日の多くを占める仕事をコントロールすることは、長い社会人生活を過ごすために必須ですよね?
やってはいけないモチベーションの上げ方
他人に左右されることに頼る
絶対にやってはいけないことは環境や他人に左右されることをモチベーションとして捉えることです。
例えば、お客様に「ありがとう」と言われることがモチベーションだったとします
仮にお客様があなたに関係なくイライラしている日だったらどうでしょう?ものすごいミスをして落ち込んでいる日だったらどうでしょう?
上記のような状況だと、あなたがどれだけ仕事を頑張ってもお客様から「ありがとう」がもらえない可能性が高いですよね?お客様に都合の良い期待して、その通りにならないことは多くあります。
このように、お客様の状況に左右されることをモチベーションとしてしまうと、自分ではコントロールできずにモチベーションが下がり続ける可能性があります。
これは社内でも同様です。
同僚や上司の言動だけをモチベーションにしてしまうと、自分でモチベーションコントロールができません。
モチベーションの源泉として他人に委ねることとは問題ですが、「誰かのため」を目標として仕事をすることは良いことです。
仕事は1人では成り立たず、必ず社内外の人が関わってきます。
周囲の人たちに良い影響を与えることを目標として設定し、それに向けて行動する観点は忘れないようにしましょう。
モチベーションの設定が高すぎる
やってはいけないのは、達成が難しい目標をモチベーションと勘違いすることです。
・100人いる部署で一番の成績を残す
・営業として商談を受注する
・大規模なプロジェクトを成功させる
などなど…
上記をモチベーションとしてしまうと、そもそも難易度が高くて達成できず、モチベーションが下がり続ける可能性があります。
また、達成までに数ヶ月・数年とかかると、モチベーションの維持が難しいです。
このように、目標とモチベーションと混在して考えてしまうと、調子の良い時は問題ないですが悪い時に必ずしんどくなります。
モチベーションは身近で、簡単に、少しのアクションで上げられるものにすべきです。
自分のモチベーションを理解する
自分のモチベーションを正しく理解するためには、いくつかのステップを踏んでいきましょう。
1.思いつく限り列挙する
まずはじめに、自分がやる気が出るシーン・テンションが上がるシーンを書いていきましょう。
これは仕事だけでなく、幼少期から現在まで、様々なエピソードを思い浮かべていくことが大切です。
・仕事で大きなプロジェクトを任され、自分の力を発揮することで社会に大きな影響を与えられると実感したとき
・高校の部活動で最後の大会が近づき、メンバーとともに目標を設定して本気で練習に打ち込んだとき
・ゲームで最難関の敵に勝てず、行動パターンを分析して試行錯誤しているとき
このように、仕事やプライベート関係なく、自信の様々な経験を思い出してみましょう。
もちろん、「こうなったらやる気が出るな」と想像して、経験にないことから考えても良いでしょう。
「結果が出たから」「他人に何かされたから」ではなく、その過程まで思い返すことが重要です。
結果的に他人に左右される言動によって達成感があった場合でも、その過程でどのタイミングでモチベーションが上がったのかを思い返しましょう。
2.要素を分解する
上記のようにエピソードを思い浮かべたら、その要素を分解していきましょう。
例えばこのように、なぜそのエピソードでやる気がアップしたのか、要素を分解していきます。
分解する際には自分の要因・自分以外の要因に分けるのが良いでしょう。
上記はあくまで例ですが、エピソードの裏に隠れる根本の要因を見つけるまで、複数階層で分解しても問題ないです。
3.自分要因・他人要因に切り分ける
▼自分要因を抜き出す
上記のように分解したら、自分要因はモチベーションコントロールに活用し、自分以外の要因は仕事の目標設定に活用しましょう。
その際には、自分要因のモチベーションの源泉が再現性のある内容になっているかチェックしましょう。
エピソードのように条件が揃っていないとできないものではなく、自分要因は環境に関係なく再現性のある内容になっていなくてはなりません。
仮に大きなプロジェクトを担当する際でしか出来ない内容だと、小さなプロジェクトを担当したらモチベーションを維持できないですよね?
・自分のアイデアを発信する
・新しい技術に触れる
・資料に一工夫いれる
・タスクを淡々とこなす
などなど…
▼自分以外の要因は目標設定に活用する
とはいえ、社内外の自分以外が関わる要因も関心は持つべきです。
自分以外の要因は、中長期的な目標設定する際に取り入れていきましょう。
仕事は一人では成り立ちません。必ず周囲と関わり合いながら進んでいきます。最終的にはお客様が商品やサービスを購入することで初めて売上となり、皆さんの給料に返ってきます。
「モチベーションに関係ないから適当にやろう」とならないように、モチベーションアップと目標設定は切り分けていきましょう。
4.飾った言葉でごまかさない
分解していく際に重要なのは、なんとなくそれっぽい、綺麗な言葉を並べないことです。
モチベーションの源泉を考えることは会社へ提出しなければならない義務ではありません。
本当に自分の中で腹落ちしているのか?を何度も自問自答していきましょう。汚い言葉でも、他人に理解されない価値観でも何も問題ありません。
・何か良い変化が生まれるイメージがあること
・自分の中で新たなチャレンジができること
このように分解することで、どんなに良い結果につながるものでも新たなチャレンジにならなかったり、結果が全く描けない新たなチャレンジはモチベーションが下がると気付きました。
モチベーションコントロールの方法
ここまでで、他人に左右されない、自分のモチベーションの源泉を整理することができました。
最後に、日々モチベーションが上がるように仕事の中に取り込んでいきましょう。
上記例でも詰めが甘い部分はありますが、大事なのはいつ何をするのかルールを明確にすることです。
例えば1行目のアクションが「プロジェクトごとに良い影響を想像する」だけだったらどうでしょうか?
このように、忘れたり何だかんだ理由を付けてやらなくなりますよね?
人は忘れる生き物・怠ける生き物です。その前提でアクションを定めていきましょう。
・シンプルなアクションを設定する
・やる時期を明確にする
さいごに
いかがでしたでしょうか?
仕事は周囲の人たちと関わるため、必ず外的要因でモチベーションが下がってしまうことがあります。
それを解消すべく、エピソードを洗い出して、分解し、アクションに落とすまでの流れを説明しました。
このようにシンプルな内容でやる時期が明確になることで、モチベーションアップの行動が日々の業務の中で習慣化されていきます。
習慣化されてしまえばあなたの勝ちです!
是非快適な社会人ライフを過ごすために、今一度自分を見つめ直していきましょう!
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