年収1,000万円の生活とは?本当に1,000万円あれば幸せか?

はじめに

世の中の多くの社会人が「年収1,000万円」を目標にしていますが、年収1,000万円あれば本当に幸せなのでしょうか?

日本の物価は長年ほぼ横ばいと言われていますが、最近は身近なところでも値上げが続いていますよね?

コンビニのおにぎりやパンも以前は100円で変えていましたが、現在は150〜200円が当たり前です。

身近な物の値上がりもある中、私はずっと年収1,000万円が目標とされているのが疑問です。

今回は、私が年収1,000万円だった時のリアルな金額・生活もお伝えしますので、本当に1,000万円あれば皆様の理想が叶えられるのか、是非参考にしてみてください!

年収1,000万円の手取り

年収から税金などを差し引いた額が手取りになります。JOBSHILを参考にすると以下の通りです。

年収手取り所得税住民税社会保険料
1,000万円735.6万円81.6万円62.4万円120.4万円
出典:JOBSHIL「あなたの手取り年収はどれくらい?早見表で簡単チェック

※上記の手取り年収は、2020年5月25日現在の条件のもと、介護保険料の支払い義務がない40歳未満で扶養家族なし、かつ東京都新宿在住者であるという仮の想定で算出しています。

※居住地や年齢・健康保険の控除など、条件によって金額は変わってくるためあくまで目安です

上記の通り人により条件は異なりますが、大体700万円を超えたくらいが手取り額になります。

ちなみに年収500万円の人は以下の通りです。

年収手取り所得税住民税社会保険料
500万円391.1万円14.0万円24.0万円70.9万円
出典:JOBSHIL「あなたの手取り年収はどれくらい?早見表で簡単チェック

年収は倍になっていますが手取りは1.88倍になりますので、税金の比率が高まっていきます。

読者

でも年収1,000万円になれば高級車やタワマンで豪遊できるんじゃないの?

そういった皆様向けに詳細を見ていきましょう。

年収1,000万円の生活

一般的な暮らし

年収1,000万円、ボーナス合計3ヶ月分とした場合の生活費の目安を見てみましょう。

それぞれの費目別の割合に沿って、毎月の手取り額49万円を割り振っていきます。

割合金額
家賃30%147,000円
食費15%73,500円
水道光熱費5%24,500円
日用品・衣類5%24,500円
通信費5%24,500円
交際費15%73,500円
医療費3%14,700円
雑費2%9,800円
貯蓄20%98,000円
合計100%490,000円

いかがでしょうか?家庭がある場合にはこれ以外に教育費などもかかってきます。

もちろんこれ以外にボーナス3ヶ月分(約147万円)がありますが、タワマンや高級車を買って豪遊はできないですよね?

都内のタワマンだと家賃20万円以上かかる物件も多いです。家賃20万円だと手取りの40%を占めてしまいますので、少し割高に感じますね。

筆者の生活実態

では実際に私の暮らしがどうだったのか見てみましょう。

この時は独身で一人暮らしをしていました。

割合金額
家賃16%80,000円
食費18%90,000円
水道光熱費3%15,000円
日用品・衣類6%30,000円
通信費2%10,000円
交際費21%100,000円
医療費1%5,000円
雑費1%5,000円
貯蓄32%155,000円
合計100%490,000円

私の場合特に顕著だったのが、家賃の割合が低く交際費が高いことです。格安SIMを使ったりブランド品に興味がなかったりと、抑えられている費目もあります。

実際にこのような暮らしをおこなった時に以下のようなことを思っていました。

・コンビニで値札を見ずに好きなだけ買える!
・飲み会はお金を気にせずにハシゴできる!
・ボーナスが入った時はちょっと贅沢できる!

年収1,000万円で大きく生活が変わったことはありませんが、お金をあまり気にしないで生活できていました。

節約を強く意識しなくても自然と貯蓄が増えていく点が、個人的には一番のメリットです。

毎週末飲み屋をハシゴしても、コンビニで高い方の商品を選んでも、給料日前に焦ることはありません。

他の部分を切り詰めれば一部こだわりを持って高級なものも購入できます。
例えば、生活費は節約してタワマンに住む、交際費はそんなにかからないから高級車を買うなど、全てが華やかな生活にはなりませんが部分的には贅沢も可能です。

このように、独り身であれば生活の不自由が少ないのが年収1,000万円の生活です。

ただし、家賃や食費などは人数によって全般的に費用が増えるため、家族持ち世帯年収で1,000万円の場合はそこまで豪遊できないのが実態です。

さいごに

いかがでしたか?年収1,000万円の手取りやよくある暮らしの例、筆者自身の実態をご紹介しました。

独り身であれば夢のある生活に近づきますが、家庭がある場合にはあまり夢のある金額にはなりません。

大事なのは何も考えず年収1,000万円を目指すのではなく、自分の理想の生活にいくらかかるのかちゃんと計算することです。

年収1,000万円が幸せなのではなく、個人の目標金額を描いていきましょう!

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Posted by Take