転職は怖い?キャリアアップに上手く転職を活用しよう!

はじめに

まだ転職をしたことがない皆様、「転職ってなんだか怖いなー」って漠然と思っていませんか?

「自分にはスキルがないし転職なんてできない…」と決めつけて断念していませんか?

新卒入社は学歴が良いと有利だったり自分の環境に左右されることが多いですが、転職の方が自由度が高いです。

実際に私も転職した結果30歳で年収1,000万円を達成しました!前職ではいつ達成するかわからない給料も、自身のキャリアを考えてチャレンジしたことで掴み取れています。

ちゃんとプランを練れば長期的なキャリアアップも目指せますので、是非この機会に考えていきましょう!

●こんな方にオススメ
・転職でキャリアアップ・年収アップを目指したい
・今自分が転職すべき企業がわからない
・業界や業種を変えてでもキャリアアップにチャレンジしたい

年収は企業で決まる

皆様がどれだけ仕事を頑張ろうと、年収は企業のポテンシャルである程度決まります。

例えば毎年年収ランキングの上位に名前が載るキーエンスを見てみましょう。

売上金額5,381億円
営業利益率51.4%
営業利益2,768億円
従業員数8,380名(2021/03時点、連結)
1人当たりの売上金額6,421万円
出典:キーエンス経営情報

大企業だけあって売上金額はかなりのものです。

ただし、売上が高い=年収が高いと決めつけるのは危険です。続いて営業利益を見ていきましょう。

▼営業利益とは?
営業利益
= 売上高 - 売上原価 - 販売費・一般管理費
営業利益率=営利業利益 ÷ 売上高

営業利益率が高い会社は収益を上げる仕組みができている証拠
会社が収益を上げる仕組みができていると判断できる

キーエンスは営業利益率が50%超と驚異的な数値を示しており、力のある会社だとわかります。

続いて1人当たりの売上高を見ていきましょう。

▼1人当たりの売上金額とは?
1人当たりの売上金額
= 売上高 ÷ 従業員数

従業員1人当たりの売上が低い場合、もちろん給料は上がって行きません。1人当たり500万円しか稼げていなければ、500万円以上の給料はもらえないですよね?
製造業では従業員1人当たり1億円の売上があると優秀な会社と言われています。

キーエンスは1人当たり6,421万円の売上となっています。上記の通り1億円には届いていませんが、営業利益率が非常に高いので十分だと判断ができます。

これは業界によっても異なりますので、必ずしも1人当たり1億円稼げていないといけないものではありません。

それでも、営業利益率や1人当たりの売上金額を比較して、ポテンシャルのある会社か判断することは重要です。

最後に、業績の推移を見ていきましょう。

コロナで落ち込んでいるものの、長年かけて売上高も営業利益も増加傾向にあることがわかります。

目先の業績が良いだけでなく、長期的に成長している企業の方が将来性があるのは当たり前です。

本来は市場動向を見て今後拡大していく市場なのか、縮小傾向にあるのかなどを判断すべきですが、転職前には業績の推移も確認してポテンシャルのある企業を判断していきましょう。

※注意点
営業利益率、1人当たりの売上金額を比較していくと、大手企業以外にも優良企業は多く存在します。


大手の優良企業は人気が高く、転職市場であっても倍率は非常に高くなります。
「何となく大手で年収が高いから」と考えている人は少なからずいますので、他の人が見逃しがちな中小企業やスタートアップ企業で優良企業を探すことも重要です。

新卒採用と転職の違い

新卒採用と転職(中途採用)の違いとは何でしょうか?

当たり前ですが、転職では前職の実績・経験値が重視されます。会社によっては育成対象として採用してくれる場合もありますが、どのようなポジションの求人が公開されているのか、正しく判断する必要があります。

読者

今の会社では全然スキルがないし、私には転職は無理かも…

そう思った皆様、諦めずに戦略を練っていきましょう!

以下の通り、まずは現状のスキルと会社の状況を確認しましょう。

現状のスキルで転職が難しい場合は、転職・スキルアップを前提として行動する必要があります。

例えば社内異動でスキルアップが狙える場合には、すぐにでも行動に移しましょう。社内で業務を変えることが難しい場合には、育成前提での採用を探すことで、キャリアアップが狙えます。

育成前提の企業の探し方

読者

育成前提の企業はどうやって探せばいいの?

上記を読んでそう疑問を持った方、結論として有効求人倍率の高い業界が狙い目です。

▼有効求人倍率とは?
「求人数 ÷ 求職者数」
で計算した値になります。
値が大きいほど求職者1人あたりの求人数が多く、求職者がが有利になります。
例えば、求人が100件あって求職者が50名の場合、求人倍率は100 ÷ 50 = 2.0になります。

それではどのような業種の有効求人倍率が高いのか、dodaの情報を見てみましょう。

業種求人倍率
全体2.31
IT・通信6.82
メディア1.47
金融1.59
メディカル2.23
メーカー1.59
商社・流通1.01
小売・外食0.67
サービス2.74
その他0.65
出典:転職マーケットの”今”を知る! 2021年8月19日発表
転職求人倍率レポート(2021年7月)

こちらを見るとIT・通信分野の求人倍率が高く、人手不足=育成前提の採用を狙える可能性がありそうです。

現在IT市場全体が伸びていることからも、人材不足の企業が多いようです。IT業界未経験であっても、人手不足であれば手厚い研修付きで採用してくれる企業もあるかもしれませんね。

また、厚生労働省発表の一般職業紹介状況を見ると建築業界や介護業界も求人倍率が高く、育成前提の採用が狙える可能性がありそうです。

今後キャリアアップを狙いたい、かつ異なる業界でもいいからチャレンジしたい人であれば、このように求人倍率を見た上でまずは経験・実績をつけていきましょう。その上で、再度転職をする際には本当のキャリアアップが狙えるのです。

もちろん上記業界以外にも手厚く育成してくれる企業は多数存在します。業界の傾向を参考にしながら、長期的なキャリアアップができるかを判断していきましょう。

「育成前提の企業だから絶対に良い」というわけではありません。
あくまで自分が将来的にどのようなキャリアを積みたいのか、そのキャリアを目指す上で必要な経験ができるのかを考えた上で、自分のキャリアに合う企業なのかを選んでいきましょう。

こちらは業界での例を挙げましたが、業種でも同様に有効求人倍率の観点から狙い目を探すのもオススメです。

さいごに

いかがでしたか?転職によるキャリアアップを狙うのであれば、①ポテンシャルのある企業を見極める、②自身のキャリアアップができる企業を選ぶ、これらの考え方をお伝えしました。

人生100年時代、必ずしも転職は1回だけで終わるものではありません。

長期的に自身のキャリアを考えて、転職で最初の一歩目を踏み出すことも選択肢に入れていきましょう。

転職経験者からすると、行動してしまえば何てことありません。

●まとめ
・年収は企業で決まる。ポテンシャルの高い企業を目指すべき
・転職は経験が求められるが、育成前提の企業も存在する
・育成前提の企業は有効求人倍率が高い=人材不足の業界に多い傾向がある

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Posted by Take